私が出逢った彼は、5つ年下のベルギー人.
彼は、大阪にある大学へ留学していて、その当時は院生さんでした.
私は、その大学の近くにある飲食店で働いていました.
彼は、初めて来店した日から、毎日のように食べに来てくれ、たわいも無い会話をするまでに仲良くなり、休日の日には2人で遊ぶようにもなりました.
彼と出逢ってたった10日で、私は彼の彼女になりました.
私にとって海外の恋人は、彼が初めて.
正直、彼と出逢うまでは、全く国際的でない環境だったので、私は英語も話せず、彼の母国語であるオランダ語も、全く話せませんでした.
でも、彼は日本語がペラペラなので、2人の会話で困った事はありません.
彼と付き合って、1か月が経とうとした頃、ビザの関係で彼と2か月半ほど、日本とベルギーの遠距離恋愛になりました.
彼は、とってもマメな方で、毎日離れてる事を寂しく感じさせないくらい、時差もあるのに連絡してくれたり、恋文も沢山送ってくれました.
そして無事ビザもおり、日本へ戻ってきました.
彼が日本へ帰ってくる日、私はサプライズで着物を着て、空港まで迎えに行ったのは、今でも良い思い出です.
そんな彼と付き合って2年半が経った頃、彼からプロポーズを受け、バレンタインの日に入籍しました.
今は結婚3年目で、2歳の娘と生後4か月の息子と、4人で日本で暮らしています.
恋人同士だった頃は、喧嘩なんてした事なかったんですが、夫婦になって何度か大きな喧嘩をしました.
喧嘩の原因は、やはり育った環境での価値観の違いが大きいです.
当たり前ですが、日本の常識は、ベルギー人の彼には理解しがたいようです.
それにきっと私は、映画の見過ぎなのか、【欧米人は、愛妻家,家庭的】っていうイメージが強く、夢見過ぎてたんでしょうね…
主人は仕事人間で、あまり家族との時間をとってくれず、それが原因で喧嘩していました.
でも、主人と家族の為に話し合う機会が増え、今はあまり喧嘩も少なくなりました.
国際結婚は、正直難しいです.
でも大切な事は、【愛情・理解・柔軟性・感謝】だと、私は思います.
正直、離婚を考えた事もあります.
今でも、主人の言動に腹が立ったりもします.
でも、今こうして文章を書いていて思います.
主人と結婚して、私は幸せです.
照れくさくて、主人には言えませんけどね.
私の秘密です.